茂原市の小児科です。乳児健診/育児相談/栄養相談/予防接種/小児科一般の診療。

三上小児科 千葉県茂原市小林2632-1 TEL 0475-22-7001
クリニック紹介
診療案内
三上小児科医院 医院外観

文字の大きさ
三上小児科医院のホームページへようこそ
当院は、小児科専門医としての小児医療の豊富な経験を通して、茂原市にてこども達の心と体のすこやかな発育を支援する小児科クリニックです。
病気を治すだけでなく、乳児健診,育児相談,栄養相談,予防接種などの
予防医療にも力を入れています。
院内にはトイレ付感染隔離室2室、点滴用個室3室。
待合室は、空気感染の防止目的にて24時間連続空気殺菌装置を用いて、少しでも皆様が安心してお待ち頂けるように努めております。
※診療日、診療時間のチェック及び確認にはホームページの診療案内をご利用下さい。

      

       #168 BCGワクチンヒ素検出問題

 

 BCGの予防接種は結核にかからないようにする「はんこ注射」としてよく知られています。標準的な接種時期は生後5カ月〜生後8カ月で、「はんこ」の中には、18本の細い小さい針が装着されていて皮膚に結核菌を植え付ける仕組みになっています。BCGワクチンの箱の中には乾燥BCGワクチンのバイアルとそれを溶解するための、0.15mlの生理食塩水のアンプルが各1本ずつ入っています。今回問題となったのは、乾燥BCGワクチンの本体ではなく、溶解するための生理食塩水のアンプルです。アンプル(ガラス容器)を高熱で封印する課程で、ガラス容器に含まれていた微量のヒ素が生理食塩水の中に熔け出したことが原因でした。乾燥BCGワクチンの本体が原因ではなかったため、現段階ではBCGのワクチンの箱に安全基準を満たした生理食塩水が添付されて配布されています。接種する前に箱の中の生理食塩水を破棄して、添付された生理食塩水で乾燥BCGを溶解する仕組みです。新しいロットになれば、こういうわずらわしさはなくなる予定です。長期に渡って今回のことが気づかれることなく見過ごされてきたことに対しては怒りを禁じ得ませんが、本体のBCGばかりに目が行って、まさか生理食塩水に問題があるとは思わなかった過信、油断がこういう結果を招いたのだと思います。今回のヒ素含有量は非常に微量(規格値は0.1ppm以下(0ではない)のところに平均して0.2ppm含まれていました)であったために、リコールの対象にはなりませんでしたが、気をつけて欲しいものです。ヒ素は自然界では土壌や水中に存在しているため、飲料水や食料にも微量のヒ素は含まれてしまいます。その結果として、我々は飲み水や毎日の食事からもヒ素を摂取しているのが現状です。以前BCG接種をされたお子さまを含めて、今回のBCGの溶解液のヒ素の含有量は理論的には健康被害を及ぼす量ではないので、過度にご心配なさらないようにされた方が良いと思います。

                                                                   2019.1.01

              




診療案内  クリニック紹介


三上小児科医院
千葉県茂原市小林2632-1  TEL.0475-22-7001 FAX.0475-22-7002

掲載の記事・写真・イラストなどの無断複写・転載等を禁じます © SetUp Inc病院検索